”Refuge"国内避難民キャンプへ―故郷を離れざるを得ない人々―
昨日、自宅近くの”Refuge=国内難民キャンプ"を訪れました。
一部屋で一家族だそうです。
台所スペース。一家族につき一窯です。
参照:IDMC » Myanmar IDP Figure Analysis
WFP(Word Food Program)/ https://www.wfp.org/sites/default/files/Kachin%20Operational%20Brief.pdf
彼らは、生まれ育った土地を紛争によって追われ各地につくられた国内避難民キャンプでの暮らしを余儀なくされているのです。
ミッチーナにも多くの”Refuge"と呼ばれる国内避難民キャンプがあります。私の住んでいるところから7-8分ほど歩いたところにもそうした避難民キャンプがありました。
こちらへきてひと月、今まで訪れたことがなかっため生徒に連れられて実際に避難民キャンプへいってみました。足を踏み入れると、このスペースにこんなに人がいるのか!と驚くほど大勢の人が、ひしめきあって暮らしていました。
各国の支援によって作られた井戸や建物などがあり、WFP(World Food Program)の支援物資なども届く模様。
また、ひと月に老若男女問わず一人当たり9000チャットの支援金が配られるそうです。
子供たちは、この地区の小学校に通い教育を受けているとのこと。
実は、この難民キャンプに連れて行ってくれた生徒もまた、両親が別の地域の難民キャンプに暮らしているというのです。
日本に暮らしているとほとんど耳にすることのない、こうしたミャンマーのニュース。日本の報道機関は、せいぜいアウンサンスーチー氏がリーダーとなり民主化へ向かっていくんだとか、これから経済発展していくからビジネスチャンスがとか、まあその程度ではないでしょうか。
しかし、それも仕方ないことなのかもしれません。結局、自分の生活と大して関わりがないことに興味を持つ人は少ないのでしょう。かくいう私も、ここで暮らして初めて知ったことが多いのです。私たちは、「関係ない・知らない」で暮らしていける。
実際には、国連に毎年多くの金額を拠出したり、あるいはJAICAなどが活動しているため、決して無関係ではないのすが。
とにかく、今後、少しでもカチンやミャンマーのことに関心を払う人が増えてほしいと願わずにはいられません。