ミッチーナについて②通信事情について(2017/01/26追記)
ミッチーナに持って行くべき通信機器
カチンに限らず通信手段を確保するために、SIMフリーのスマートフォンを持っていくのがお勧めです。
なおかつデュアルSIM(=SIMカードが2枚セットできるもの)が一番良いかと。
私自身は、FREETELのPriori3を所持しています。これには、標準SIMとMicroSIMが同時にセット可能です。
購入金額は確か一万円ちょっと。おそらくスマホとしては相当安い部類ではないかと。
通信会社はMPTとooredooの二股
さて、通信環境の整備が日進月歩で進んでいるミャンマー。カチンもまた、東北部の奥地とはいえ、スマホが普及し、当たり前のようにWebにアクセス出来ています。
そんなミッチーナで私が使用している通信会社はMPTとooredoo。
MPTは政府系企業で、モバイル通信速度はやや遅いもののアクセス可能範囲の広さが売り。よくdocomoに例えられています。個人的にはdocomoよりも明朗会計な分MPTのが好きです。
ただし、最近ミッチーナのビルマ空軍基地近くでMPTを使用している民間人の電話を傍受しているという噂が流れています。真相のほどはわかりませんが、政府系ということは=国軍系といえるもので、そこらへんも念頭に置いておくといいかもしれません。(2017/0126追記)
ooredooは最近シェアを伸ばしている、カタールからやってきた民間企業です。こちらはモバイル通信速度はかなり速い(とはいえミッチーナでは3G)、しかしやはり郊外では圏外になってしまいます。
さらに、ミッチーナでは週に一1回から2回程度の頻度で、電波が数時間ほど全く入らなくなってしまうことがあります。(2017/01/26追記)
そんなわけで両者のいいとこどりをするべく、2枚を購入しました。普段はooredoo、遠出するときなどooredooが使用できない場合はMPTに切り替えて使用する予定です。
SIMのサイズとチャージについて
サイズはMPTが標準からNano、ooredooが標準からmicroまで対応できるものを購入。私は必要なかったので使用してないのですが、ooredooにもnanoSIMはあるようです。
SIM購入後アクティベートやアクセスポイントを設定しおたりとややめんどくさいんですが、まぁそれはお店の人がやってくれると思います。私の場合は知人にやってもらいました。
残高(Balance)の確認は「*124#」にコール。通信量のチャージ(Top up)は、チャージ用のPINコードがかかれているカード(下記写真参照)を購入し、「*123*PINコード#」にコールで出来ます。ちなみに、駄菓子屋のようなお店でもフツーにチャージ用のカードが売ってます。日本より断然便利だと思うのは私だけではないハズ。
ちなみに、ooredooのデータ通信料は、1GB/3000ksから10GB/19000Ksと何種類かありますので自分のライフスタイルにあったものを選んで下さい。
実際に携帯としては勿論、デザリングして、タブレットやPCにとガンガン使っていますが、特にストレスを感じることはありません。
通信速度も3Gだからどうなの?と思ってたのですが、サクサクといかないまでも申し分なしです。(動画は未確認です)
少数民族州における戦争:タマドー(ビルマ国軍)は正当な戦争を行っているか?(Kachiland Newsより)
WAR IN ETHNIC STATES: Is the Tatmadaw waging a just war?
- ビルマ国軍によるシャン州北部及びカチン州における戦闘行為の正当化について論ずる。
- ビルマ国軍は北部-ビルマ同盟(NA-B)と呼ばれる、民主同盟軍(MNDAA)・タラン国民解放軍(TNLA)・アラカン軍(AA) を一方的にテロリストと断定し、その殲滅のために戦っていると述べている。
- NLD(国民民主連盟)はすべてのEAO(少数民族武装組織)と平和的交渉による和解を目指しているのに対して、ビルマ国軍は北部―ビルマ同盟(NAーB)を除外している。
- ビルマ国軍は正しい戦争を命じたり命じる権限はない。国軍が平和的プロセスではなく戦争選ぶのは政治的利益のためである。
- ビルマ国軍は公正な戦争の基準(比例性・非戦闘員を避けること・特定兵器の使用回避)を満たしていない。
*1:KLNはミャンマー・カチン州に拠点を置く非営利メディア。主に、カチン州での内戦に関する記事などを掲載。公式ページ:http://kachinlandnews.com